aちゃんのじゆうちょう

美少女戦士になりたい大学生 aちゃんの自由帳

未来予想図

私には、未来が見える。

 

 

何年後かはわからないが、実家のリビングで泣きながら母親の手料理を食べる私が見える。

 

 

一人暮らしをしたいと嘆く友人が多いなかで、私は今後しばらくは絶対に実家を出たくないと思っている。

 

たしかに、一人暮らしなら夜遅くに家に帰っても怒られないし、自分の好きなタイミングに好きなだけお風呂に入っていられるし、外泊し放題、友人も泊め放題。魅力的だ。

でも私は一人暮らしをできるほど成熟した人間ではない。なんといっても生活力が乏しすぎる。

「家事、しなきゃいけない状況に追い込まれれば嫌でもできるようになるよ」

と一人暮らしする友人は言う。本当にそうだろうか?

私は間違いなく終わってしまう。すべてが中途半端になり、精神もろとも破滅してしまうだろう。そもそも、ひとりの時間は欲しいけど家でひとりぼっちは寂しい。ますますスマホに依存してしまう。

 

そしてとにかく家事ができない。やらないとも言える。そう、これはただの甘えだ。だって、できることなら一生ママが作ったほかほかご飯を食べて、ママが沸かした熱々のお風呂に入って、ママが干してくれたふかふかの毛布に包まれて眠りたいんだもの。これを読んだ彼氏に幻滅されようが私はいっこうに構わない。

 

私は!一生!ママの!ご飯を!食べて!生きていきたい!!!です!!!!

 

でもそれが無理だということは理解しているし、私ももうハタチになるから自分ひとりでご飯を作れるようになりたいとは思っている。とりあえず社会人になるまでに、ママに頼らずとも夜ご飯を7日分作れるようにはなっておきたい。と付け足しておこう。彼氏は私が家庭的でないことよりも、いつまでも親離れできそうにないことのほうが問題だと捉えると思うからね。

 

ただ、料理ができるようになったとしても、先日述べたように私は時間の管理がヘタクソなのでそこで苦労するのは目に見えている。↓

 

あったらいいな、こんなもの - aちゃんのじゆうちょう

 

1日24時間ではとても足りそうにないよね。

 

私がどのタイミングで何をきっかけに親元を離れることになるかはまだわからないけれど、毎日自分で家事をするようになって、やってみたら全然出来なくて、しかも社会は思ったよりずっと厳しくて、家に帰ってもひとりで寂しくて、プライベートも上手くいかなくなって、疲れ果てて実家に帰ると、自分がいつも食べているものとは比にならないくらい温かくて美味しいご飯がでてきて、それを泣きながら食べる図が見える。見えるよ。

 

 

両親は、私が結婚するときに

「なにもできない娘ですけど」

と言って差し出すつもりらしい。

まさかそれが謙遜ではなく真実だとは、フィアンセも思わないだろう。

 

そもそも、こんな娘が結婚できると思っていること自体おかしな話なのだが。